ロータリークラブの国際・地区情報について
ロータリーは共産圏を除く全世界的な組織です。国際的組織であるRC(ロータリークラブ)の連合体を国際ロータリー(RI)と称し RC を会員(クラブ会員でなく)として組織されています。
RI(ロータリーインターナショナル)では毎年新しく会長が選任され、RI 会長の立てたテーマが世界中のRCの1年間(7月1日~翌年6月30日)の活動方針の基盤となります。この1年間を西暦で年度を示し、’20-’21年度役職名(例 2020-2021年度 RI 会長)と表します。
松山ロータリークラブは、四国(愛媛・香川・徳島・高知)をテリトリーとした第2670地区に所属します。*日本には34地区あります。
地区を代表する管理者をガバナーと呼びます。ガバナーは2670地区では、四県交代で選任されております。
ガバナー経験者のことをパストガバナーと言います。ガバナーエレクトとは、次期ガバナー予定者を指し、ガバナーノミニーとは、次次期ガバナー予定者のことです。会長に対しても予定者に同じく、エレクトとノミニーを使います。
地区内には8つの分区があります。各県に2つずつ、愛媛県には愛媛第I分区、愛媛第II分区があります。松山 RC は愛媛第II分区に所属します。
各分区には地区ガバナーから委任された特定の管理責任を遂行するガバナー補佐がいます。ガバナー補佐はガバナーを補佐する役目を担い統治はしません。
地区の行事として、年に1回ガバナーを選出した県において地区大会が開催されます。大会は2日間にわたって開催されますが、ホストクラブがガバナーの委嘱をうけて実施されます。目的は地区内ロータリアンの親睦をはかり、参加したロータリアンに誇りと感激を与えることにあります(3年未満の会員は義務出席です)。記念ゴルフ大会は大会前日にあり、当日の第1日が本会議(開会式、基調講演)、夜には懇親会があり、その翌日の第2日の本会議では各事業、寄付功労者等のクラブ、会員の表彰式、記念講演があります。
クラブに対しての地区行事には、年に1回ガバナー公式訪問があります。クラブ会長、会長エレクト、幹事との会談で、クラブの事情を聴き、問題点があれば討議を行い、例会においてはガバナーから国際ロータリーの現状活動方針について説明を聴き、クラブ活動に関しアドバイスを受けます。
事前に行われるガバナー補佐とのクラブ協議会(今年度の各委員会の事業計画を発表)には、入会3年未満の会員にはオブザーバーとして出席義務があります。
分区で行われる行事では、インターシティー・ミーティング(I.M.)アイ・エムと呼ばれる会議が2月中に行われます。ロータリーに関する情報教育と各クラブ間の意見交換を目的としております。ガバナー補佐のクラブがホストクラブとなり年度ごとに交代で主催します。テーマをもって講演があったり、パネルディスカッション等を行います。I.M. はガバナー補佐が主催します。全員参加義務のある行事です。新入会員には出席義務があります。
ロータリーの活動基盤
奉仕には5つのテーマがあり、テーマ毎に委員会組織を作っています。
ロータリーの奉仕部門は従来下記表の②職業奉仕から⑤青少年奉仕までの4大奉仕部門からなっておりましたが、2010年の規定審議会で新たに①クラブ奉仕が加わり5大奉仕部門となりました。
5つの奉仕テーマ | 委員会組織(松山 RC) | |
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① クラブ奉仕 | クラブ管理運営 | 出席委員会・親睦活動委員会・プログラム委員会・ニコニコ箱委員会・クラブ会報・ロータリー情報・ソングリーダー |
② 職業奉仕 | 奉仕プロジェクト | 職業委員会 |
③ 社会奉仕 | 社会委員会 | |
④ 国際奉仕 | 国際委員会 | |
⑤ 青少年奉仕 | 青少年委員会 |
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奉仕のベクトル(活動の方向性)は、クラブ、職業、社会、国際、青少年へと向けて活動していることも知識としてお持ちください。